新築一戸建大手建売会社、パワービルダーとは?飯田グループとは?なぜ土地情報が集まり仕入れができるのか?【徹底解説】

大手建売会社、パワービルダーとは?

新築一戸建大手建売会社、パワービルダーとは?飯田グループとは?なぜ土地情報が集まり仕入れができるのか?【徹底解説】

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最近、パワービルダーのシェア率が増え、地域の中小の業者のシェア率が年々下がっています。パワービルダーの中でも飯田グループ(アーネストワン・一建設・飯田産業・東栄住宅・タクトホーム・アイディホーム)の存在感が年々増しています。パワービルダーについて、不動産業界歴20年以上の元飯田グループ社員が、わかりやすく解説させていただきます。

  1. パワービルダーとは【新築一戸建】
  2. パワービルダーが安く建築できる理由は、規模の経済だけではない
    1. 1.大量発注によるコストカット・経営管理の徹底
    2. 2.工期が短く人件費を抑えられる・工程管理の徹底
    3. 3.不要な設備をつけていない
    4. 4.自社で建築している
  3. 大手建売会社 飯田グループとは?
    1. 飯田グループの大きな流れとは
  4. 飯田グループ(パワービルダー)は、なぜどんどん仕入れができるのか?
  5. パワービルダーは建売企画に特化している
  6. 飯田グループの更なる吸収合併の可能性はあるのか
  7. グループ企業にはプレカットをしたり、集成材を製造するファーストウッド株式会社がある
  8. グループ企業には システムキッチンや洗面化粧台の製造・販売する ファーストプラス株式会社がある
  9. 飯田グループ6社の中で一番コスト削減に取り組んでいるのがアーネストワン
  10. 飯田グループは3階建てはあまり手を出さない!
  11. 一建設(飯田グループ) リーブルガーデンシリーズ
  12. 東栄住宅(飯田グループ)ブルーミングガーデンシリーズ
  13. 飯田産業(オリエンタルホーム)(飯田グループ) ハートフルタウンシリーズ
  14. タクトホーム (飯田グループ) グラファーレシリーズ
  15. アーネストワン (飯田グループ) クレードルガーデンシリーズ
  16. アイディホーム (飯田グループ) リナージュシリーズ
  17. ファースト住建 (飯田グループではありません。)

パワービルダーとは【新築一戸建】

パワービルダーとは、スケールメリットによる建材の大量仕入れに加え、各工程を自社で請け負うワンストップ体制や広告宣伝費等を最小限に抑える努力、経営管理の徹底によって、コストパフォーマンスの高い物件を供給している会社のことをパワービルダーと呼んでいます。

パワービルダーの特徴
年間に大量の新築建売を分譲し、規模の経済を利用して住宅を安く販売している住宅会社
土地・建坪30坪前後の戸建を2000~4000万円の価格帯がボリュームゾーン
年間に販売する数が非常に多いため、大量発注で材料費を抑え、薄利多売で利益を出す

とにかく、年間に何千棟・何万棟という大量の新築建売を分譲し、その規模の経済を生かし、他の業者よりも安い金額で販売が可能にているのが大きな特徴です。

一般的な中小のハウスメーカーの価格と比較すると価格改定されて売り出されている場合、7~8割程度の値段で販売されているので、「え?どうしてこんなに安い金額なのか?」と思われる方が多いです。たまに、「安すぎるので、なにかあるのではないか?」と考える方がいるくらいです。

安い理由は、簡単で、コスト競争力が強いだけです。年間に販売する数が圧倒的に違うため、建材等の仕入れコストが、年間数百棟しか分譲しない会社とは、天と地の差があります。年間数百棟レベルでは、たいしたコスト削減ができません。
年間に何千棟・何万棟という大量の新築建売を手掛けることで他の業者が金額を聞くと腰を抜かすぐらい建築コストを抑えることができ、いわゆる薄利多売で利益を出しているのが大きな特徴です。究極の薄利多売で勝負しています。

大手建売、パワービルダーは、広告宣伝費を最小限に抑えるため、営業マンを抱えておりません。そのため、販売は不動産仲介会社にまかせております。現在の新築一戸建ては、自社で販売せずに、仲介会社にまかせていることが一般的になりました。ガツガツした営業で売り切る直売の会社は少なくなりました。

そして、パワービルダーの代表格が、飯田グループです。飯田グループは、6社あり、リーブルガーデン:一建設(株)、ハートフルタウン:(株)飯田産業、ブルーミングガーデン:(株)東栄住宅、グラファーレ:タクトホーム(株)、クレイドルガーデン:(株)アーネストワン、リナージュ:アイディホーム(株)です。飯田グループ以外では、ファースト住建、ケイアイスター、アイダ設計等です。

パワービルダーが安く建築できる理由は、規模の経済だけではない

パワービルダーの住宅は大手ハウスメーカーや中小の工務店と比較するとかなりお得な金額で購入することができます。あまりにも安いと不安になってしまう方もいるかもしれません。もう少し詳しく、パワービルダーの住宅が安い理由について、ビジネスモデルの観点からも解説していきます。

パワービルダーの新築建売が安い理由は、大きく4つほどあります。

1.大量発注によるコストカット・経営管理の徹底

資材の大量発注による規模の経済を生かせば、建築費用を削減できるイメージは、だれでも簡単にイメージがつくと思います。どのパワービルダーも同じですが、規模の経済だけでなく、根底にはコスト管理の徹底があります。徹底の仕方が他と違います。同じパワービルダーでもこだわっているところが若干違いますので、一概にはいえませんが、コスト管理の意識が強い会社ほど、個別の対応をしない傾向があります。

2.工期が短く人件費を抑えられる・工程管理の徹底

パワービルダーは、時間をコストととらえています。当然工期が短くなればコストをおさえることができます。つまり、人件費を抑えるために工程管理を徹底しています。そして、土地仕入れから資金回収までのサイクル・在庫回転率をKPIの重要な指標として、年間の在庫回転率を3回転させることを目標とし、資金を寝かせないように動いています。そのため、値段改定のスピードが早く、見切りが早いのが特徴です。

そのように、徹底した作業の効率化を追求しているため、設備のグレードアップや仕様や間取りを変更することができません。個別の要望に対して、極力受けないというスタンスです。打ち合わせで時間を割くこともコストと捉えています。

また、パワービルダーは複数の現場を同時に分譲するので、1人の現場監督が複数の現場を同時に受け持つことが一般的です。

3.不要な設備をつけていない

販売していく上で、買い手が買うか買わないか決断するのにあまり重要なファクターにならない要素はすべて省いています。つまり、嗜好品的な設備・仕様はつけておらず、ムダを省いています。
例えば、床暖房、食洗器などの設備には対応していないことも多く、そういったムダを省く積み重ねが低価格での販売につながっています。 コスト競争力が強い会社ほどシンプルなデザイン・仕様です。

割安な金額とはいえ、建築基準法の水準や耐震性能・断熱性能・耐久性能などの仕様は当然確保されております。大手の飯田グループでは、全棟耐震等級3が、標準装備なので、耐震のレベル等の基本性能にはこだわりを持っています。

4.自社で建築している

自社で建築しない限り、コスト削減はできません。他の工務店に建築を丸投げしている業者は多くあります。パワービルダーは自社に工事部があり、現場監督が基礎工事・大工工事・設備工事それぞれの職人に分離発注を行っています。分譲数が多いため職人に仕事を継続的に与えることができるので、安いコストで仕事を受けてくれることもコスト削減につながっています。

直接自社の現場監督が現場管理をすることにより、中間マージンを削減することができます。

大手建売会社 飯田グループとは?

飯田グループHPより

建売会社最大手飯田グループホールディングスです。

飯田グループHDは2013年11月一建設(ジャスダック)、飯田産業(東証1部)、東栄住宅( 東証1部 )、タクトホーム(東証1部 )、アーネストワン( 東証1部 )、アイディホーム(ジャスダック)上場住宅会社6社が経営統合し、その共同持ち株会社として発足しました。上場企業6社による経営統合は、住宅業界の勢力図を塗る変える一大グループが出現しました。

経営統合のきっかけは、パイが小さくなる住宅市場で、パイを食い合っているとよくないということで、経営統合して競争力を高めていくという方向で、統合に向かっていったと聞いています。

経営統合を行っておりますが、各社独自の事業を展開しておりホールディングス体制を通じて、グループ各社が行っている各事業の成長 ・発展を図り、グループ全体の企業価値向上を目指しております。売上高は連結で1兆円を越えております。

飯田グループは1日に約120戸、1年間で約46,000戸以上の家をご提供しています。これは、日本全国で分譲戸建住宅を購入された方々の約30%が飯田グループから家を選んでいることになります。 関東エリアでは、戸建て分譲のシェアは50%くらいになります。

飯田グループHD傘下の中核企業は一建設で、グループの創業者・故飯田一男氏が1967年に設立した飯田建設工業(2004年に一建設に変更)が原点です。

住宅の規格化・標準化を進め、建築資材の一括仕入れを行い、資材調達コストを抑え、パイの奪い合いを防ぐのが経営統合の目的ではありますが、現時点では、各社独自の規格で事業を展開しています。最近ではタクトホームが、飯田産業のIDS工法を採用したり規格が統一されている側面もあります。また、各社建築資材のプレカット工法を採用しており、グループ内で使用する構造木材の多くを自社工場で切断・加工することで、現場での手間を減らし、コスト削減と工期短縮を実現するとともに、住宅品質の均一化を図っています。

飯田グループの共通点

各社共通しているのが、 スケールメリットによる建材の大量仕入れに加え、各工程を自社で請け負うワンストップ体制や広告宣伝費等を最小限に抑える努力、経営管理の徹底によって、検討しやすい価格での住まいの提供を実現しております。

現段階では、6社とも規格はバラバラで、統一されていませんが、将来的には、よりスケールメリットを生かすため、統廃合していく可能性があります。沖縄、北陸、四国にも進出しています。今以上の成長・売り上げを求めていくなら、海外市場を本気で攻めていくしかなさそうです。

「誰もがあたり前に家が買える、そんな社会にしたい」。飯田グループHDはこうスローガンを掲げて、コマーシャルを行っており、グループを構成する6社はいずれも床面積100平方メートル前後、土地付き2階建て住宅を2000万円台前半~3500万円位をメインにして低価格帯住宅を、年収500万円クラスの1次取得者向けのボリュームゾーンに供給しています。こうした分譲住宅メーカーは業界でパワービルダーと呼ばれております。
パワービルダー の販売・営業の特徴として、経営合理化のため、販売の営業マンをかかえずに、仲介会社にまかせて、販売しています。新築一戸建てには、仲介物件と売主が直接販売する売主物件がありますが、飯田グループの新築一戸建てのほとんどは、仲介物件の新築一戸建てであるということです。そのため、どの仲介会社を通して、購入するかで諸費用の総額が大きく変わってきます。

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そして、もう一つの大きな特徴は、価格改定のパターンがある程度、決まっているという事です。

パワービルダーは、圧倒的なコストパフォーマンスを出しております。最近の大手建売のパワービルダーは、耐震等級3、住宅性能評価付きを標準としているところが多くなりました。

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もし、同じレベルのものを地元の工務店が建てようとすると、300万円から400万円の仕入れコストの差でその分、建築費が高くなってしまいます。

パワービルダーの考え方として、在庫回転率を強く意識しているので、値下げをするスピードが、地場の不動産会社と比較して圧倒的に早いのが特徴です。回転率を上げる方が、結果的に、売り上げ・利益率ともに上がると考えています。地場の不動産会社は1年売れていなくても価格をなかなか下げないところは多いですが、パワービルダーはそうではありません。値下げのタイミングは、ねらい目です。スピードが勝負になります。当社では、値下げ情報をいち早くお届けするシステムを構築しておりますので、是非、当社の会員登録をご利用下さい。

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飯田グループの見切りの速さは、価格改定のタイミングに現われています。3か月経てば完全に売れ残りという意識に切り替わりますが、中小の分譲会社では、値段を下げずに、1現場、1現場大切に考え、きっちり利益を確保しようと粘って営業していく傾向があります。

経営統合とともに、飯田グループの各社の決算期が統一されました。決算期は3月です。決算期は、お得に購入できるチャンスでもありますので、必ず覚えておきましょう!

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代表的なパワービルダーをご紹介していきます。

飯田グループは、 一建設(ジャスダック)、飯田産業(東証1部)、東栄住宅( 東証1部 )、タクトホーム(東証1部 )、アーネストワン( 東証1部 )、アイディホーム(ジャスダック)で経営統合されました。 持ち株会社体制にしているので、各社そのままで営業しています。

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一建設株式会社 リーブルガーデンシリーズ

株式会社飯田産業 ハートフルタウンシリーズ

※飯田産業の子会社 株式会社オリエンタルホーム ハーモニータウンシリーズ

株式会社東栄住宅 ブルーミングガーデンシリーズ

株式会社アーネストワン クレードルガーデンシリーズ

アイディーホーム株式会社 リナージュシリーズ

タクトホーム株式会社 グラファーレシリーズ

飯田グループ以外の大手建売会社

ファースト住建株式会社 ファーストタウンシリーズ

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飯田グループの経営統合した6社すべてが、住宅性能評価・耐震等級3・フラット35S利用可が、標準装備されています。

大手建売の特徴は、全く同等の建物を注文住宅専門の工務店に建ててもらったとしたしても大手建売のような安さで建てることはできません。他社が全くついていけないような徹底したコストダウンをしています。住宅建材の仕入れの金額を他社が聞いたら驚くと思います。

また、大量に土地を仕入れているので、土地情報が集まりやすい状況にあります。万が一、他社と競争したとしても、建物を安く建てることができるので、他社より高く土地を買い付けることも可能になるので競争力が生まれます。いい土地はパワービルダーに買われてしまったり、建築条件付きの土地であったりするので、土地から探して新築を建てたいと考えている方は、なかなかいい土地はないので、大幅に予算を上げて且つ設備・仕様・間取りで妥協する必要性に迫られます。設備・仕様(高気密高断熱等)に特別強い要望がない限り、パワービルダーのコストパフォ-マンスの高い建売住宅は、メリットを享受できると思っています。

気になる性能や評判は

すべての新築一戸建てにいえることですが、現場レベルで見る限り、現場監督によるあたりはずれは供給戸数が、多ければ多いほど可能性は否定できません。同じ分譲地の中でも、それぞれの号棟により大工さんは違います。徹底した管理のシステム化、マニュアル化されていたとしても、気になる方はインスペクションをお薦めします。

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飯田グループの大きな流れとは

元々飯田グループの元祖は、1967年創業で、飯田建設工業が元祖です。
平成16年に飯田建設工業から会社名を一建設に変更して2009年にジャスダックに上場しています。

後からでてきて枝分かれしてきた東栄住宅、飯田産業、アーネストワンの方が、一建設よりも先に株式上場を果たし、遅れて、一建設が上場しました。

ただ、株主として一建設(元飯田建設工業)の会長を務める飯田一男さんが株主の有限会社一商事という会社が、アーネストワン等の飯田グループ各会社の大株主となっていて、悲願であった経営統合が2013年、東栄住宅、飯田産業、アーネストワン、アイディホーム、タクトホームが、飯田グループホールディングスを持ち株会社としてそれぞれがぶら下がる形で、各社持ち味を消さず行われました。2013年当時、菅官房長官を招き記念会を開いています。
経営統合後は、飯田産業、東栄住宅、アーネストワン、アイディホーム、タクトホーム、一建設は、経営面でのつながりは強くはなってはいますが、建材の仕入れルートは、各会社とも完全に共有している部分はほとんどありません。
経営統合後は、仕入れの共有化で、更に競争力をつけていくと思われましたが、大きな動きはないようです。各社ローコスト建築を追及し経済的合理性を考えると、設備仕様や建材は、ほぼ同一になるのが必然です。
いまのところ各社色を出して微妙に違う設備・仕様で、経営しているところです。
又、経済的合理性を追求すると、分譲地ごとに個別に間取りを設計するのでは無く、パターン化された間取りを選んで当てはめることになりますが、会社によっては、個別で間取りを考えたりしています。
各社ともに年間数千棟以上分譲しており、年間数百棟の工務店では到底真似の出来ないついていけない建築原価で建築して、すばらしいコストパフォーマンスを出しています。
それは、ユーザーにとっては、魅力的で、割安に戸建を購入できます。マンション相場が高いのに、新築一戸建てが安く、相場を下げているのが飯田グループではないのかさえ感じてしまいます。

飯田グループの流れはこちら

一番シンプルなのが、アーネストワンです。シンプルすぎるとさえ思う現場もあります。
シンプルでもアクセントをつけ見栄え的にも悪くないのが、一建設です。
建物の構造体に力を入れているのが、東栄住宅と飯田産業で、東栄住宅は、建売住宅ではめずらしい長期優良住宅を標準装備しています。
東栄住宅は、比較的、見た目的にもグレードを意識しています。

飯田グループは、網戸がオプションです。なぜ網戸がオプションかはなぞです。食洗器が、オプションというのは、すごく理解できますが。。。

飯田グループ(パワービルダー)は、なぜどんどん仕入れができるのか?

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家を探していると、見学するたびに、同じ分譲会社だったりするとどうしてこんなに多く仕入れができているのだろうと思うことがあるかもしれません。

土地の情報が集まり、シェア率を高めることができているには理由があります。

なぜシェア率をどんどん高めることができるのか?

なぜ土地情報が、どんどん集まるのか?

答えは、徹底した経営管理と、スケールメリットにより圧倒的なコストダウンに成功し、他社がついていくことができないレベルの価格で建築できるからです。他社よりいいものがより安く建築できると言うことは、他社より高値で土地を購入できることにつながります。そうすると土地情報が必然的に集まってきて好循環が生まれます。

建売の場合、出口の金額は決まっています。売り出し価格はいくらが限界かプロであればわかります。建築費をおさえることができれば、土地を高く買うことができます。

そうすると、土地情報が集まりやすくなり、他社と競合しても勝つことができます。そうやってどんどん仕入れ、建築し、シェアを伸ばしてきました。

飯田グループの新築建売購入のメリット・デメリット、アーネストワン・飯田産業・一建設・アイディホーム・東栄住宅・タクトホーム等

パワービルダーは建売企画に特化している

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パワービルダーの特徴として、経営の効率化を図るため、建売の企画の経営資源を特化しています。そのため、物件を売るための販売・営業マンをかかえていないため、販売を仲介会社に任せています。そのため、飯田グループの新築一戸建てを購入する時は、仲介会社から購入することになります。

どの仲介会社から購入するかで諸費用は変わってきますので、お得に購入できる仲介会社をお薦めします。

大阪・兵庫エリアの物件検索もできます!

飯田グループ公式HPはこちら

飯田グループの更なる吸収合併の可能性はあるのか

これから、市場のパイが小さくなる流れの中で、持ち株会社を作って経営統合の更なるメリットを生み出そうと思えば十分、現在の6社が、3社に吸収合併されて、経営統合されていく可能性は否定できません。もともと、経営統合のメリットを享受しようと思えば、資材の仕入れなどを1本化することにより、更なるコストダウンを図ることが可能になります。実際、タクトホームの工法は、飯田産業の工法と統一されており、これから本格的な動きが始まるかもしれません。

グループ企業にはプレカットをしたり、集成材を製造するファーストウッド株式会社がある

公式hpより

平成26年 5月に、飯田グループホールディングスの子会社となりました。ファーストウッド株式会社では高品質な国産材、安定的に供給される輸入材を使用した集成材を製造し、戸建て住宅の構造材プレカット及び羽柄材プレカットを行っています。

月産 1,300棟のプレカット、17,000 m3の集成材工場を併せ持ち、日本最大級の規模を誇ります。

質の高い木材住宅部材である機械プレカット

機械プレカットは、木造住宅の柱や梁の継ぎ手、仕口を従来は手工具で加工していたものを機械で行う技術です。設計図の情報をコンピューターで読み取り、それを全自動加工機によって切削することで精度の高い柱や梁を生産します。

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ファーストウッド株式会社の公式ホームページはこちら

グループ企業には システムキッチンや洗面化粧台の製造・販売する ファーストプラス株式会社がある

公式hpより

ファーストプラス株式会社では、システムキッチンや洗面化粧台など住宅設備機器の製造・販売・取付を行っております。

高品質・高機能・低コスト製品を製造販売することで、住宅設備機器を中心とした住空間の充実をはかり、より多くの人々が幸せに暮らせる住環境を目指しています。

ファーストプラス株式会社の公式ホームページはこちら

飯田グループ6社の中で一番コスト削減に取り組んでいるのがアーネストワン

インナーバルコニーのアーネストワン

飯田グループは、6社が経営統合はしたもののそれぞれの会社は独自性を維持したまま事業を展開しています。経営統合した飯田グループ6社の中で、一番コスト削減にこだわっているのがアーネストワンです。いいかえるとグループ6社で一番建築コストが安く建てれるのがアーネストワンです。

新築一戸建てでも少し郊外のエリアにいくと2,000万円台前半で新築一戸建てが販売されているエリアがあります。

アーネストワンでは、他の飯田グループより建築コストを安く建築することができるため、このあたりの価格帯のエリアでは、アーネストワンのシェア率が高くなっています。関西では、奈良や滋賀、和歌山、兵庫県の神戸より西の明石・加古川・姫路エリアのようなエリアでは、アーネストワンとファースト住建(飯田グループではありません)のシェア率が高くなっているのは必然といえます。

アーネストワンでは、間取りのパターンが決まっており、イレギュラーな地形の土地は仕入れないようにしている傾向があります。そのため、アーネストワンの建売が6社の中で一番シンプルにできあがっています。間取りをパターン化することによりコスト削減ができます。

中でも、コストがかからないのがより正方形に近い形です。最近、バルコニーがインナーバルコニーになっていますが、一般的なバルコニーよりコストを削減することができます。

室内のフローリングの色目等も、現場全体で統一されている傾向があります。

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飯田グループは3階建てはあまり手を出さない!

関西エリアで、大阪市内エリアでは、飯田グループもしくは大手の建売会社が分譲している現場は少ないです。なぜなら、大手の分譲会社は、密集している3階建エリアでは、積極的に土地の仕入れを行っておりません。

理由としては、工期が影響しています。回転率を重視する飯田グループでは、資金回収するのに時間のかかる3階建ては避ける傾向があります。また、2階建てより3階建ての方が、売りにくく時間がかかることも影響を与えています。特に大阪北摂エリアでは、3階建てを嫌う傾向があります。全く手を出さないというわけではありません。

また、密集エリアでは、越境のトラブル(空中越境・地中内越境)も考えられます。大手分譲会社では、越境がある場合、その部分は分筆して、対象不動産には入れずに、販売することが一般的です。

そのため、その分、購入のハードルが上がります。また、分筆して1宅地を2区画や3区画にして販売する場合は、確定測量で筆界確認をしなければいけませんが、1宅地でも筆界確認をする会社が多く土地仕入れのハードルが上がります。土地の仕入れ基準が厳しくなるとその分土地の仕入れのハードルが上がります。

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一建設(飯田グループ) リーブルガーデンシリーズ

スケールメリットによる建材の大量仕入れに加え、各工程を自社で請け負うワンストップ体制や広告宣伝費等を最小限に抑える努力によって、検討しやすい価格での住まいの提供を実現し、「リーブルガーデン」シリーズを展開しております。

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラット35S利用可

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東栄住宅(飯田グループ)ブルーミングガーデンシリーズ

「全棟住宅性能評価取得、長期優良住宅対応の標準採用に裏づけられた確かな品質」が特徴の戸建分譲住宅「ブルーミングガーデン」シリーズを中心に、注文住宅の「趣暮(しゅくら)」も含め積極的に展開しています。

★長期優良住宅

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラット35S利用可

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飯田産業(オリエンタルホーム)(飯田グループ) ハートフルタウンシリーズ

創業精神である「より良質で安価な住宅を供給し社会に貢献する」をモットーに、戸建分譲住宅事業、分譲マンション事業を中核事業として、注文住宅事業も展開しております。

飯田産業は全棟住宅性能評価を取得しており、独自開発によるI.D.S 工法によって、耐震性能で最高等級の住宅をご提供し、「ハートフルタウン」シリーズを展開しております。

飯田産業の子会社であるオリエンタルホームは、 「ハーモニータウン」シリーズ を展開しております。

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラット35S

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飯田産業 地震に強いIDS工法

タクトホーム (飯田グループ) グラファーレシリーズ

より良いものをより安く、より早く」をスローガンに、第一次取得者層の方々が安心して購入頂けるブランド住宅「GRAFARE(グラファーレ)」を展開しております。

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラットS利用可

タクトホームはIDS工法を採用しています。

アーネストワン (飯田グループ) クレードルガーデンシリーズ

土地の仕入れから商品企画、施工管理、品質管理、メンテナンスまで、より良い「住まいづくり」に専念するビジネスモデルにより、「クレードルガーデン」シリーズを展開しております。

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラット35S利用可

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質と、実。アーネストワンの家づくりへの想い
アーネストワンの特徴

アイディホーム (飯田グループ) リナージュシリーズ

住まいの品質は、暮らしやすさに直結する大切な要素と考え、基本性能を重視した構造と適正な検査で品質を確保するとともに、アウトソーシングを活用することで業務を効率化し、徹底したコスト管理を実現し、さらにスケールメリットを活かした資材や設備の大量購入で、ローコストかつ高品質な住まいを実現し、「リナージュ」シリーズを展開しております。
しっかりした基礎と構造で、強い建物を作り、長期保証とアフターメンテナンスで、安心安全な暮らしをお守りすることを大切にしております。

★耐震等級3

★住宅性能評価書取得

★フラット35S利用可

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ファースト住建 (飯田グループではありません。)

品質を落とさずリーズナブルな価格を実現し、「ファーストタウン」シリーズを展開しております。

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