ローコスト住宅でかかる費用は?

1000万円で家が建つのはホント?ローコストメーカーで建てる場合、建物以外にかかる付帯工事費用とは?家が建つまでの流れは?

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新築一戸建てをローコストメーカーで建てる費用は?建築費以外にどんなものが必要?

新築一戸建てを探している中で、建売の新築一戸建てで、条件に合いそうな物件がなかなかない時、土地から探し、ローコストメーカーで建てるという方法があります。

2019年4月以前であれば、建売の新築一戸建てを購入するより安く購入できていた時代がありました。今は、どこのローコストメーカーも建築資材の高騰で建築費が見直され、建売より安くなるという逆転現象は起きることはないと思いますが、建築条件付き土地の売り建ての新築一戸建てを購入するよりはかなりお得に購入できるかと思います。

1000万円で家が建てれますというキャッチフレーズをみたことがあるかと思います。残念ながら、1000万円では家は建ちません!どんなに安い家でも建物以外に付帯工事費用が、発生するからです。

基本的には、建築条件付き土地(自由設計、フリープランの売り建て)を購入する時に必要なものとほとんど同じです。建築のトータルコストは、ローコストメーカーで自由設計の方が圧倒的に安く仕上がります。下記は、建築条件付き土地・ローコストメーカーの場合、共にかかるものです。

予算のイメージ

大手ハウスメーカー>建築条件付き土地ローコストメーカーで自由設計建売住宅

建売住宅がコスト的には一番、安いです。

(金額は土地30坪位の2階建ての平均的な住宅での目安です。)

建築確認・設計費用(15万円前後~30万円前後のところが多いです。)

水道市納金市町村によって違います。)

地盤調査費用(メーカーによっては、建築費に含んでいるところもございます。)

地盤改良費(50万円前後くらいのところが多いです。)

外構費用(60万円~70万円くらいのところが多いです。)

建物代+200万円~300万円は、付帯工事費用として必ず必要になります。

※ローコストメーカーの方が、建築条件付き土地(売り建て・自由設計)と比較して確認申請・設計費用が安く設定されていることが多いです。又外構費用も割安になります。以上の費用は建売の場合は、コミコミ価格になっていることが多いです。

ローコストメーカーで建てる場合、建築条件付きの物件と違い不動産会社の利益がのっていないためかなり割安に購入することができました。

関連記事:【徹底解説】注文住宅でかかる諸費用と建築条件付き土地の諸費用の総額を比較

ローコストメーカーで建てる場合、上記以外にかかる費用

解体費用(古家がある場合のみ)

仮測量費用(表示登記もあわせて同じ土地家屋調査士に頼むと無料になることもあります。)

座標の入った測量がない場合、建築確認申請ができないため、必要となります。

設備取出費用(上下水の引込がない場合や、引き込みの口径を20mmに変更の為、掘削して取り換える場合)(40万円~50万円位)

工事車両駐車場代(大工等が工事期間中、車を止めれるところを2台分くらい)3か月くらいが目安です。

整地費用・造成費用(フラットな土地の場合、造成工事は必要ございません。)

2m以上の擁壁の土地は造成費が高くなる可能性がございますので避けるのが無難です。

地鎮祭費用(希望の場合)

あとは、建売と同じ諸費用が必要になります。(登記費用・印紙代・ローン保証料・仲介手数料・火災保険等)

マンションほどではありませんが、最近、建築費の高騰が続いております。2019年4月頃から値上げに踏み切っているハウスメーカーが多いようです。今後、値段改定もあるかもしれません。

仮に建築費が1200万円で建築できるとすると上記の諸々の費用を加えて建築全体の費用としてプラス200万円~300万円くらいを目安に全体のイメージを持つといいと思います。

全体の予算感(2階建て)は、

1500万円(建物代)+土地代=【建売と同じ新築一戸建】

コロナ後の全体の予算感は、

1700万円~1800万円くらい建物代(付帯工事等コミコミ)としてみておく必要があります。

古家が付いている場合、解体費120万円~150万円くらいが別途必要です。

ポイント ローコストメーカーは、資材の大量発注等のスケールメリットを生かしたり、経営管理を徹底することによって、驚くようなコスト削減を行い、コストパフォ-マンスがよくなっております。年間100棟や200棟レベルでは建築コストは落ちません。地元の工務店と比較するとコストパフォーマンスが圧倒的に違います。

ポイント2 建築条件付きの物件の場合、実際の原価に400万円~500万円利益がのせられているため建築費は高くなります。

関連記事:「建築条件付土地」とは?建売の新築戸建と比較して自由度は本当に高いの?

ローコストメーカーも建築費の高騰・消費税の値上げ等から2019年4月より、ほとんどのメーカーが、100万円から250万円くらい値上げをしております。外構費用等の付帯工事を含めて、今後は、建坪29坪から30坪くらいの4LDKくらいの広さの建物の場合、ローコストメーカーでも 1400万円から1500万円くらい建物代がかかるイメージで検討していくといいと思います。メーカーによってどこまで、建築費に含めて見積もりを出しているかは違いますが、建物代として外構等の付帯工事を含めて、全部で1400万円から1500万円が目安です。あとは、オプション次第で金額が変わっていくイメージです。

しかし、コロナ後は、木材コストが1.5倍、コンクリートコストも1.5倍くらいになっているため、 建物代として外構等の付帯工事を含めて、全部で1700万円から1800万円が目安です。

地盤改良は、地盤調査をやってみないと必要かどうかわかりませんが、購入するタイミングでは、わかりませんので、予算に組み込んでおいた方が無難です。

3階建てになると150万円から200万円コストが上がります。ローコスト住宅でも建築費だけで1400万円くらいにはなるので、2階建てよりかなりコストが上がります。コロナ後は、250万円くらいのコストアップくらいで考える必要があります。

法22条区域ではなく、準防火・防火エリアの場合、70万円から120万円くらいコストが上がります。

2021年からウッドショックの影響で、木材調整価格として、通常の建築費に120万円くらい加算されていることが多かったですが、コロナ後の2023年では高止まりして落ち着いています。もとの金額には戻っていません。

建築費に占める割合は、もともと200万円ほどですので、仮に木材価格が2倍になったとすると400万円となりプラス200万円の調整費が必要となっていました。

ローコストメーカーで土地を探すイメージ

1500万円(建物代・付帯工事を含む)土地代【建売と同じ条件の新築一戸建】のイメージで逆算して、土地を探すといいと思います。 (2階建て)

土地の金額のイメージは、予算-1500万円が、土地にかけれるコストのイメージです。

(古家の解体等がないという前提ですが。。)

コロナ後は、予算-(1700万円~1800万円)が土地にかけれるコストになります。

古家が付いている場合、解体費120万円~150万円くらいが別途必要です。また別途建売と同じ諸費用(登記費用・ローン関係費用等)が必要です。

建物代以外のまとめ

建築確認・設計費用(15万円前後~30万円前後のところが多いです。)

水道市納金市町村によって違います。)

地盤調査費用(メーカーによっては、建築費に含んでいるところもございます。)

地盤改良費(50万円前後くらいのところが多いです。)

外構費用(60万円~70万円くらいのところが多いです。)

解体費用(古家がある場合のみ)

仮測量費用(表示登記もあわせて同じ土地家屋調査士に頼むと無料になることもあります。)

座標の入った測量がない場合、建築確認申請ができないため、必要となります。

設備取出費用(上下水の引込がない場合や、引き込みの口径を20mmに変更の為、掘削して取り換える場合)(40万円~50万円位)

工事車両駐車場代(大工等が工事期間中、車を止めれるところを2台分くらい)3か月くらいが目安です。

整地費用・造成費用(フラットな土地の場合、造成工事は必要ございません。)

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新築一戸建てをローコストメーカーで自由設計で建てる時の注意点

ローコストで自由設計 ポイントその1

どこのメーカーも建築費は準防火エリアで70万円から100万円程高くなります。
法22条エリアなのか防火・準防火エリアなのか確認する必要がございす。

ローコストで自由設計 ポイントその2

前面道路にガス管の本管がきていないあるいはそのあたりの地域全体的にガスが来ていないケースの場合、オール電化プロパンにする必要がございます。オール電化の場合、メーカーにもよりますが、60万円から70万円程高くなります。

ローコストで自由設計 ポイントその3

金融機関によっては、土地を先行決済する時に分割融資ができるところとできないところがございます。できない場合、つなぎ融資が必要になります。その場合、金融機関に支払う手数料と金利負担が発生します。土地が2000万円くらいで5カ月くらいつなぐとすると40万円から50万円の別途コストが発生します。

つなぎ融資が必要な代表的なところはフラット35です。つなぎ融資のコストを抑えるためには、中間金等を要求してこないハウスメーカーを選ぶことです。

ローコストで自由設計 ポイントその4

3階建てにすると建築費が150万円~200万円高くなります。構造計算も必要になりますので、コストが高くなり工期も長くなります。コロナ後では250万円はプラスになります。

そもそも狭小地(20坪以下)の場合や、土地25坪くらいしかなく、駐車場を2台確保を絶対条件としている場合にはメリットがあるといえます。

ローコストで自由設計 ポイントその5

土地を購入して、ローコストハウスメーカーで、建てれば、原価で購入できるということなので、2019年4月頃より以前に購入された方は、建売よりお得になるケースもございました。残念ながら、現在は、建築資材・人件費の高騰・消費税の値上げで、どこのハウスメーカーも値上げせざるを得なくなり、建売より安くなるという逆転現象がおきなくなってしまいましたが、それでも建築条件付き土地を購入するよりはトータルコストでかなりお得に購入できます。

予算を建物代と土地代をあわせて3200万円までに抑えたい場合、逆算して考えますと、3200万円-1500万円1700万円となり、土地を1700万円までで探せばいいことになります。古家が付いている場合は1550万円くらいまでで探すイメージです。

ローコストで自由設計 ポイントその6

地盤改良で、思っていた予算よりオーバーするということも可能性としてはあることにも注意が必要です。かなり軟弱地盤で鋼管で補強するような場合、100万円を超えることもでてきます。

2021年以降、コロナの影響で、ウッドショックのため、木材が急騰しています。建築費の中で、木材の占める割合は、もともと200万円くらいですが、1.5倍から2倍くらいのコスト増を覚悟しなければいけません。150万円から200万円くらいコストが高くなっています。

関連記事:新築一戸建は「地盤調査」と「地盤改良」で耐震強化!地盤改良工事の3つの方法とは?建物+基礎+地盤で耐震性が決まる!

新築一戸建てをローコストハウスメーカーで建てる際の契約から決済までの流れ

理想の住まいと現状のヒアリングからはじまります。
プランのご提案、契約、着工の流れになります。

具体的には、 まず土地を探します。立地、ロケーション等気に入り、全体の予算感として問題なさそうであれば、ローコストメーカーにどんな感じの間取りが入るか間取りを入れてもらいます。ある程度、希望の間取りが入りそうであれば、土地をおさえていきます。当社が土地の仲介をさせていただき、土地の契約をしてその間にローコストメーカーと間取りを確定させてローコストメーカーとお客様が直接、工事請負契約を結びます。土地の決済・引き渡し後、建築確認を申請して建築確認がおりれば着工していきます。土地の取得から決済まで半年くらいのスケジュール感です。ローコストメーカーについては、ご予算から判断して、ベストなメーカーをご紹介させていただき、土地探しから引き渡しまで、全体の流れを管理・マネジメントさせていただきます。

下記はローコストハウスメーカーでの流れです。

1 住まいのご相談

まずはお客様のご要望をお聞かせ下さい。土地探しや予算についてはもちろん、間取りプラン、税金・法律のことまで、住まいに関することなら何でもご相談を。ご家族の思いを描く「理想の家」を実現するため、豊富な経験をもつスタッフがサポートを致します。

建築予定地確認

2 建築予定地確認(敷地調査・役所調査)

マイホームを建てる建築候補地の敷地調査・法務調査などを行います。用途地域・建ぺい率・容積率など、法令上の制限のチェックをはじめ、土地の近隣の状況や地域環境を確認。土地の広さや形状に合わせて建物の配置の検討や駐車スペースなどをご提案いたします。

プランのご提案

3 プランのご提案

先に行った敷地調査の結果をもとに、お客様のご希望をカタチにするため、基本となるプランをアドバイスさせていただきます。建物の広さ、間取り、設備、外観から、ご家族のライフスタイルやお好みのインテリアのことまで、こまかく打ち合わせを重ねて基本的な設計を行います。

見積のご提案

4 見積のご提案

ここまでのご相談内容をもとに、基本となる設計プランを作成し、工事費・諸費用を含めたおおまかな総予算と工期スケジュールをお見積もりさせていただきます。これをベースにして、お客様のご要望・ご予算に合わせて、ご満足いただけるまで再び調整していきます。

ご契約

5 ご契約

プランとお見積りにご納得いただき、当社が家づくりのパートナーとして相応しいとご判断いただけましたら、契約をしていよいよ本格的に家づくりがスタートします。着工時期・お引渡しの時期・契約金額・お支払い条件などを定め、各種書類に目を通していただきます。

関連記事:新築一戸建て(建売)の買い付け・売買契約・住宅ローン契約・決済・引っ越しの流れを徹底解説 

詳細打合せ

6 詳細打合せ

基本設計をもとに、窓や扉の位置や形状、キッチン、照明などの設備機器のセレクトからコンセントの取り付け位置まで、詳細をお打ち合わせします。お客様の好みにあわせて内装・外観の素材や色、デザインもコーディネートしていき、最終確認後に施工の準備に入ります。

建築確認申請

7 建築確認申請

建築確認申請書類を作成し、提出します。建築確認申請は、作成した図面が建物基準関係の規定に適合しているかどうかを事前に審査する手続きです。建築確認許可がおりると、いよいよ建物が実際に建築できるようになります。着工前に図面の最終チェックを行います。

8 着工

建築の許可が下りたら工事開始!建物を建てるために充分な地盤であるかどうかを調査・確認し、必要な場合は地盤改良を行います。着工前に、実際に工事に携わる担当者とお施主様の顔合わせや、近隣へのご挨拶を行います。

また、ご希望の場合は地鎮祭を執り行います。

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上棟

9 上棟

基礎工事完了後、構造体を組み上げ屋根を張ります。屋根の一番上の部材である棟木を取り付けることを上棟といい、ご希望により上棟式を執り行います。骨組みの完成後、各工程で構造体検査、防水検査などの各種検査を経て、完成へと工事を進めていきます。

完成

10 完成

外装が終わった後に、内部工事が始まります。床、天井、間仕切り、階段、造り付け収納などを施工する造作工事、システムキッチンやユニットバス、トイレなどの設備機器取り付け工事、内外装の仕上げを行います。壁や天井のクロスが貼り終わると家づくりもようやく完成です。

11 完成調査

家づくりが終了し、お客さまへのお引渡し前に、当社にて入念に検査を行います。内外装の仕上げのチェック ・設備機器など、社内規定に沿って各段階で多岐にわたる項目を検査します。建築確認の届出通りであることを確認する、役所による完了検査もこの時期に行います。

12 お引渡し 決済

いよいよお引き渡しです。決済では、残代金の清算、固定資産税の日割り清算等を行います。お引渡し時には、各設備のご使用方法や注意点、日ごろのお手入れの仕方などもご説明させていただきます。そして、ここからまたあらためてお付き合いが始まります。お掃除のこと、メンテナンスのことなど、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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13 引っ越しです。

電気・ガス・水道を開栓しましょう。

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アーバンサイエンス 株式会社代表

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