飯田グループ、㈱アーネストワンの新築戸建の駐車場がアスファルトになっている!なぜ土間コンクリートではなくアスファルトなのか?

㈱アーネストワン

飯田グループ、㈱アーネストワンの新築戸建の駐車場がアスファルトになっている!なぜ土間コンクリートではなくアスファルトなのか?

2020年の秋くらいから、駐車場が、土間コンクリートではなくて、アスファルトになっていることに気が付いた方も多いかもしれません。新築一戸建ての場合、駐車場は土間コンクリートであるのが普通と思っている方は多いと思いますが、新築一戸建ての駐車場をアスファルトにする理由とメリット・デメリットを不動産業界20年以上のプロが解説していきます。

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そもそもアスファルト舗装とは?

アスファルトは一般家庭の戸建の駐車場ではあまり見かけないかもしれません。
コンクリートと比べるとデザイン性がいまいちで、耐久性の面からあまりアスファルトは薦められることが少ないと思います。
広い面積を施工する場合はコンクリートよりも割安でお得なので、スーパーの駐車場やどこかの駐車場ではよく使われています。


砕石や砂とアスファルトを加熱して混合したものをアスファルト混合物と言います。このアスファルト混合物を敷き詰めてならし、転圧をして施工します。

大きなデメリットとして真夏は火傷をするような暑さになるものが家の庭にあるということです。

それよりも高い温度で解放してしまうと轍などができてしまう可能性があります。

アスファルト舗装のメリットとデメリット

メリット

単価が安い
冷えればすぐに使えるため、養生しなくてもよい。
工期が短くて済む

デメリット

耐久性が低いため補修がづ随時必要(メインテナンスが必要)
真夏は火傷してしまうほど高温になる

2020年の秋くらいから増えているので、クレームなりトラブルが発生するとすると2021年の夏を超えたあたりが予想されます。時代背景としてコンクリートのコストが上昇し続けていることが大きな理由だと思います。コンクリートで作られる分譲マンションは昔では考えられない驚異的な値段(建築コスト)に跳ね上がっています。

土間コンクリート舗装とは?


コンクリートはお手入れのしやすさ見た目の良さから人気の施工方法で、ほとんどの戸建が土間コンクリートを利用しています。
始めは砂利にしたけれど、やはりコンクリートの方が楽なので施工し直したという例もいくつかあります。
経年によりヒビが入りやすいですが、小さなヒビであれば問題なく使い続けることが出来ます。

コンクリートの中間部分などにワイヤーメッシュあるいは鉄筋を配置して施します。その大きな理由は、ひび割れ防止になります。鉄筋の太さは、上に乗る物の大きさで決まり、強度が必要なところには太い鉄筋が利用されます。重いものが乗れば割れてしまいますので、鉄筋を入れないと強度が担保されません。

コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引っ張りに強いです。だから分譲マンションは鉄筋コンクリートで作られます。

コンクリートの場合、基本的にはメインテナンスは必要ありません。

そのためガソリンスタンドなど耐久性が必要なところでは土間コンクリートとなっています。

土間コンクリート舗装のメリットとデメリット
利 点

固くて丈夫
耐久性に優れているため補修頻度が低くて済む
真夏などでも表面の温度上昇がアスファルトと比べて大きく抑えられる

欠点
単価が高い
温度変化による伸縮を考えて継ぎ目を作らなければならず、施工後数日間の養生するための時間が必要なため、工事完了までに時間がかかる

なぜアスファルトにしているのか

答えは簡単です。コスト削減が一番の目的と推察されます。ここ最近、コンクリートの値段が上がり続けています。

㈱アーネストワンでは、2020年の秋ごろから、戸建の駐車場が、土間コンクリートではなくアスファルトになっている現場がでてきました。現場によって、土間コンクリートもしくはアスファルトを使い分けているように感じます。

飯田グループの新築一戸建ては4000万円以上の建売住宅には、食洗器を予算に組み込み付いている物件もありますので、ある程度の金額の現場は土間コンクリートになるのかもしれません。

アスファルトの駐車場をみた時、業者間では、衝撃が走りました。コスト削減のためにここまでするのかという感想でした。クレームが入り、またしばらくすると元の土間コンクリートに戻るのではないかと考えてはいますが。。。

土間コンクリート舗装とアスファルト舗装の大きな違いは

施工方法の違い
「土を掘削して砕石を敷き詰め、転圧をして整地する」この工程に関しては土間コンクリート舗装、アスファルト舗装いずれも同様の施工方法です。

【掘削の深さ】が大きく変わってきます。土間コンクリート舗装の場合、一般的には10cmほどの厚さで施工しますので、掘削は15cm~20cmは必要になります。

一方のアスファルト舗装は一般的に5cmほどの厚さで施工しますので、掘削は10cm~15cmとなります。土間コンクリートは、深さが深い分、残土処理にお金がかかります。

また、土間コンクリートはワイヤーメッシュや配筋、目地などを入れる必要がありますのでアスファルトよりも手間が増え単価も高くなる傾向にあります。

土間コンクリート費用の相場は

費用 20万~40万円程が目安

コンクリートは施工に手間がかかる分費用も高めです。ミキサー車のレンタルが必要だったりと中々大変なようです。また撤去する際にも費用が掛かり、大体10~20万円程かかっているようです。

土間コンクリートのコストの目安 車2台のコスト 35万円~40万円 

大きく分けて5つの費用がかかります。

1、レベル出し 高さを図って、何%勾配で土間をうつか 2万円~3万円

2、掘削 重機を借りる費用 3万円 人工代(職人) 2.5万円~3万円

3、残土処分 15センチ~20センチ土を掘ります。 1立米(りゅうべい)あたり1000円~1,500円
  残土には空気も含まれているためその分、膨張している分も計算にいれなければいけません。

       5万円~6万円

4、土間コンクリート 1㎡あたり 7,000円~9,000円

砕石をひいてから土間コンクリートを打ちます。
 砕石300円~400円/平米

5、目地  1万円~2万円

1m2あたりの駐車場コンクリート工事の相場は,以上のようにもろもろ含め約1万円~1.2万円くらいが目安です。

1台分の駐車場の面積は、17m2(平米)くらいです。

正確な金額は、現場を見て見積りをしなければ算出できません。

土間コンクリートでコストを削減する方法は、車のタイヤが乗る箇所のみ、コンクリートを施工する方法です。つまり、車のタイヤが乗らない無駄な部分のコンクリートを施工しないので、予算を削減することができます。

アスファルトの費用の相場は

費用 8万円~

アスファルトの費用は、土間コンクリートよりも安く、㎡あたり5000円、6000円~です。
1台分の駐車スペースは17㎡くらいなので、17×5000=8万5千円。
ざっくりと、駐車場1台分辺り80,000円が目安です。

アスファルトそのものは3,000円~4,000円/平米ですが、もろもろ含めると、平米あたり約5000円~6,000円程度が目安ですが、土間コンクリートの場合、平米あたり約1万円~1万2千円が目安です。

当たり前のことではありますが、土間コンクリート舗装、アスファルト舗装のいずれも施工面積が広くなるほど単価は下がります。

土間コンクリートが選ばれる大きな理由とは

土間コンクリートの方がコストが高いにも関わらず選ばれるのは「耐久性」です。

アスファルト舗装は経年劣化や磨耗などによる定期的なメンテナンスが必要になるケースが多いため、初期費用は高くついても長期的な目で見た時に安く上がる土間コンクリートが選ばれています。

アスファルトでも全く気にしない方もいらっしゃいますが、いままでアスファルトの新築一戸建てを見たことがない方にとってはインパクトがあるかと思います。メリット・デメリットを考慮した上で、検討しなければいけません。

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