アーネストワンの新築建売の値引き交渉と値下げのタイミングは?後悔しないために知っておくべきこと

㈱アーネストワン

アーネストワンの新築建売の値引き交渉と値下げのタイミングは?後悔しないために知っておくべきこと

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入するはこちら

アーネストワンは、大手建売分譲会社、飯田ホールディングスグループのうちの1社で、全国展開をしているパワービルダーです。現在、クレードルガーデンシリーズで、建売事業を展開しています。圧倒的なスケールメリットを生かした事業展開をしており「値下げ」や「値引き」のチャンスがあります。

アーネストワンに限らず飯田グループ全体にいえることですが、値下げのタイミングが中小の分譲会社と比較して圧倒的に早いです。その飯田グループの中で一番値下げのスピードが早いのがアーネストワンです。決算期になると、2週間おきくらいに値下げしていき、4月になると価格を値上げしたりします。中小の分譲会社が、値下げをしないのに、アーネストワンや飯田グループだけ、なぜこんなに安くなるのか不思議に思う方もいらっしゃいますので、その点について不動産業界歴20年以上のプロが解説していきます。

お得に購入するためには買い手がアーネストワンがどのタイミングで値下げして、どのタイミングで値引き交渉すればいいのか?」を考えながら購入するポイントと中小の業者との値下げの違いと土地仕入れの目線の違いと建売で後悔しないポイントを解説します。

関連記事:新築一戸建(建売)の仲介手数料は無料・値引きできるの?仲介手数料の値引交渉の注意点とデメリット

  1. アーネストワンは値下げする必要がない物件でも値下げする
  2. アーネストワンは隣地境界から50センチないと土地の仕入れはしない
  3. 決算期こそ値引きのチャンス!アーネストワンの決算はいつ?
  4. アーネストワンの決算時期は2週間の間隔で値下げされる!
  5. 決算期の値下げは同じタイミングに全店舗一斉に100万円下がったりする
  6. 決算期の値引きの注意点!引き渡しを3月31日に間に合わせるのは絶対条件
  7. 決算期は、買い手の決断のスピードが速く一瞬で完売する可能性がある
  8. アーネストワンの「値引き」のベストなタイミングとは⁈
    1. 仕入れ決済後、「販売開始」
    2. 建築中の段階
    3. 建築完成段階
    4. 完成後1~2カ月
    5. 完成後3カ月以降は飯田グループは売れ残り・処分物件にする
    6. 値段改定直後の物件は、値段交渉は厳しい
    7. 売り出しから2割下がると底値
  9. 建売住宅は基本的に間取り・仕様等の変更希望の受付ない
  10. 分譲地の旗竿地の後悔しないための注意点
  11. コロナ後、ロシアのウクライナ侵攻後、値引き交渉は厳しくなっていた
  12. アーネストワンの値引きは「オプション工事」と切り離した方がいい!
  13. アーネストワンの値引きを「決定」するのは分譲会社!
  14. アーネストワンは、直接販売はしていない
  15. 決算期が過ぎると値上げする現場がある
  16. 駐車場がアスファルト舗装がアーネストワンの特徴
  17. アーネストワンの建物の仕上がりや立ち合い時の特徴
  18. パワービルダーの新築建売戸建ては圧倒的に安い金額で購入できるのが魅力
  19. 建売住宅で 住宅性能評価書と耐震等級3はなかなかない
  20. まとめ:アーネストワンの値引き交渉はタイミング!完成後3か月以降がねらい目

アーネストワンは値下げする必要がない物件でも値下げする

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入するはこちら

アーネストワンの建売住宅の値下げスピードが早く、売れていない物件や価値のない物件ではと勘違いしてしまう方がいらっしゃいますが、実はそうではありません。アーネストワンの値下がりした物件は、相場より安くなりすぎていることがあります。

売れないから安くしているというと語弊があります。そのままでも売れる可能性があっても値下げします。在庫回転率を重視しているため、強制的に値段を下げていきます。

無理に値段改定していくので相場より安くなりすぎている物件も多く散見します。

なぜ、そんなことができるのか疑問だと思いますが、理由の本質は、ビジネスモデルにあります。スケールメリットを生かし、住宅資材や設備を破格の価格で仕入れて、条件のいい分譲地取得の確率を高め、資金の回転率を早めることにより好循環を生み出しています。できる限り資金を寝かせず、時間=コストという意識が浸透しています。そのため、クオリティが悪いわけではなく、他社の物件と比較すると高コスパ住宅に仕上がっています。値下げした物件を更に値引きして購入すると、場合によっては、築浅の中古住宅よりかなり、割安な価格で購入することができるケースがあります。

値段下げなくても売れるのにと思う物件がたくさんあります。

まず、「資金回収のサイクル」の考え方が他社と大きく違います。他社は、投入した資金を1年くらいで回収できればいいと考えていますが、アーネストワン(飯田グループ)の考え方は、1年で3回転させることが目標としてあります。そのため、これから開発して、分譲していくような土地の仕入れを嫌い、完成宅地や早く回収できる宅地を好んで仕入れします。工程管理や経営管理を徹底することにより、高いコストパフォーマンスを実現しています。実際には、年間3回転は難しくよくても2.5回転くらいだと思います。2回転行っていない店舗もあると思います。

自ら値段改定を強制的に行っていますが、値段交渉をするにあたって重要なのは、売り出し価格いつ値下げされたかを知っているかどうかが重要です。そのことを知らずに値段交渉をしてもさじ加減がわからずピントのズレた商談になります。値下げ直後の値段交渉は当然のことながら厳しいです。売り出し価格把握の重要性については、下記関連記事をご参照下さい。

関連記事:新築一戸建て建売の値引きの限界・底値の失敗しない見極め方!飯田グループと中小の建売業者の違いは?

代表的なパワービルダー

アーネストワンは、耐震等級3で耐震的に強みがあり耐震だけでなく制震にも対応していることが特徴としてあります。

新築建売の値段交渉の相場は、物件価格の3%以内です。物件価格が3000万円~4000万円くらいだと、100万円を超えるとかなり大幅な値段交渉という印象です。一般的に成功する可能性があるのは、端数(80万円)くらいまでが多いです。

アーネストワンや飯田グループは、工期が徹底管理され建築の工期が短くできるのが特徴ですが、そうすることにより資金回収までのサイクルをかなり早くすることができます。飯田グループの中でも、コスト競争力に差があり、序列がありますが、アーネストワンは飯田グループの中でもトップクラスの競争力がある会社で、土地仕入れ力において強い力をもっています。そのため、中小業者がよく仲介会社に恩を売るために再販(専任返し3カ月)や広告制限をかけずに、土地仕入れ決済が終わるとすぐにレインズ登録を行います。現場によっては仲介会社が3カ月だけレインズ登録することもありますが、どちらかというと稀なケースです。

アーネストワンは広告制限をかけない傾向がある

ビジネスモデルが回転率を早めるほど、スケールメリット生まれ、更に優位に、資材の調達等が可能になることを狙っているため、工期の長い3階建ては避ける傾向があります。そして、工期だけでなく2階建ての方が、3階建てより、人気があり早く売れる傾向があります。

2階建てを好む方の方が多いため、2階建ての方が売りやすく早く売れます。

そのため、3階建ては2階建てより価格を安くしないと売れません。また、資金回収まで時間がかかります。しかし建築費は、2階建てより3階建ての方がコストは高くなります。アーネストワンや飯田グループでは、利益率がある程度確保できる3階建てしか手を出そうとしない傾向があります。

だから、住宅が密集したエリアで3階建ての多いエリアでは、アーネストワンや飯田グループは、積極的には手をだしません。また、住宅が密集した3階建ての多いエリアでは、越境している物件も多くあります。アーネストワンや飯田グループ、そのほかの大手建売業者も越境物のある土地の仕入れをしません。住宅ローンの担保評価に影響するからです。住宅ローン取り扱い不可の銀行もあります。

空中越境の場合、同意書があれば、いけることも多いですが、そうでない場合、注意が必要です。

アーネストワンや飯田グループは、越境物が、対象不動産にある場合、その越境している部分を分筆して対象不動産と切り離して、仕入れを行い販売していきます。

仕入れのネタに困っている中小の業者は、越境していてもお構いなしに購入する傾向があります。新築一戸建てでも、中小の業者が分譲している物件は、越境のリスクがあります。隣地の管が、対象不動産の下を通っていることもあります。

土地の仕入れの目線は、厳しく仕入れされているので、そういった意味では大手の建売会社であるアーネストワンや飯田グループの物件は安心して購入することができます。

アーネストワンは隣地境界から50センチないと土地の仕入れはしない

狭小地の場合、隣地境界から50センチ離れていない新築戸建ては多く存在します。

民法 第234条に建物を築造するには、境界線から50センチメートル以上の距離を保たなければならない。というのがあります。基本的に一建設や飯田グループが土地を仕入れをするときは、サイディングの厚みを考慮して隣地境界から0.6m以上離して、間取りが入いるかどうかで判断します。

アーネストワンの910mmなので、3間(ケン)の間口の建物を建築する場合、間口(まぐち)は、6.66m以上必要となります。

中小の業者の場合、隣地境界から50センチない物件でも、おかまいなしに土地の仕入れは行います。 建築基準法上では、規定がなく隣地境界から50センチなくても建築確認は、問題はなく建築は可能です。ただし、民法上の規定には違反している形になります。

また、アーネストワンや飯田グループでは、ブロックを隣地と持ち合うことを嫌います。そのため、一建設の分譲地では、1宅地で難しい物件を除きブロックは必ずどちらかの宅地内におさまっていることが多いです。

また、アーネストワンの土地仕入れのルールとして、分譲地内における区画どうしの隣地境界については50cm確保されていないことについては許容しています。

関連記事:新築戸建て建築時、 隣地境界線から50cmの外壁後退は絶対必要?知らないと隣とトラブルになるかも

決算期こそ値引きのチャンス!アーネストワンの決算はいつ?

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入するはこちら

2013年、飯田産業、アーネストワン、一建設、東栄住宅、タクトホーム、アイディホーム の6社は、経営統合にともなって、各社バラバラだった決算期を毎年3月に、統一されました。

アーネストワンは3月が決算で3月31日が決算締め日です。

上場企業ですので、売上目標があり、飯田グループ各社に予算が割り振られています。

新築一戸建て(建売住宅)の販売を専門とするパワービルダーにとって、値下げして期内で売りきることは目標達成のために重要です。

色々な施策を実行しながら、期内に回収できるように動いていきます。決算期が3月なので、施策を打ち始めるのが、12月半ばから、春のシーズン(1月~3月)に向けて値下げの動きが目立ち始めます。

ポイントは、契約から決済まで、ローンの段取りを行うと、3週間から4週間(1ヶ月)くらいは、かかってしまいます。そのため、毎年3月の1週目には、値下げの動きが止まります。

決算に向けての値段改定は、2月半ばには終了していることが多いです。

3月の決算前に売り上げが十分足りている時があります。そのときは、値段交渉はしずらくなります。そのため、一建設や飯田グループの物件を狙うときは、1月・2月くらいまでに勝負しておくのが無難です。

営業所での売り上げが足りない状況でも会社全体の売り上げが足りている場合、値段交渉は積極的ではなくなります。上からストップがかかります。

アーネストワンは、3月まで値段を下げたりしますが、4月から値段を上げる物件がでてきたりします。

また、アーネストワンの新築建売を少しでもお得に購入するためには、①値段改定、②値段交渉、③諸費用を削減の3つがありますが、アーネストワンの新築建売は、両手取引になるため、当社のような仲介手数料無料・割引で取引できる会社を通して購入すると、3000万円くらいの物件であれば、100万円くらい削減できます。

アーネストワンの決算時期は2週間の間隔で値下げされる!

アーネストワンは、決算期には値下げの間隔が、短くなります。飯田グループ全体的には、1ヶ月くらいで、価格改定が行われていますが、現場の引き合い状況にもよりますので、ひとくくりでいうことはできません。

飯田グループのアーネストワンは、決算期になると、2週間の間隔で、値下げが行われていきます。

決算期は、値下げするペースと一度の値下げ額がアップしている可能性があるため、常に値段の動きを注視しておかなければいけません。

決算前の1月~2月にアーネストワンの物件の購入を考えている場合、2週間おきに値下げの動きがあることは、知っておいた方がいいです。

多くの場合、月曜日もしくは火曜日あたりに値下げになることが多いです。早いと日曜日の夜に値段改定します。仲介会社の広告活動のことを考えて動いているためです。仲介会社が、週末の土日に折り込み広告をする場合の締め切りを意識しています。また、当社では、対応エリアの中では、価格変更が行われた場合、自動送信で、お知らせさせていただいております。

同じアーネストワンでも営業所によって価格変更のタイミングやさじ加減が大きく違っており、あまり動きのない店舗もあったりします。

基本的に値下げペースが早くなるのは完成して3ヶ月以上経過している物件です。そもそも3月末までに完成が間に合わない建築中の物件は、決算時期でも値段交渉はしずらいし、値下げもしません。来期の数字として見込んで動いています。

アーネストワンは、大幅な値下げが難しくなった物件で、10万円や20万円刻みで値下げしたりすることも散見されます。

アーネストワンも一建設と同じく、”値引き枠”を営業担当が持っています。その枠の中であれば、返事は早いです。

その場合、稟議書はあってないようなもので、あとづけで、回していきます。

関連記事:新築一戸建ての値引きで失敗!300万円の値引きでも損する可能性!売れ残る3つの原因とは

決算期の値下げは同じタイミングに全店舗一斉に100万円下がったりする

アーネストワンに限らず飯田グループの決算期の新築建売は、同じタイミングに一斉に一気に100万円づつ下がったりすることがあります。売り上げが足りていないタイミングに限定されます。

これは、引き合い状況にかかわらず強制的に値下げを一律いくらと決めて全店舗一斉に行います。完成物件に限定され建築中の現場は除かれます。

決算期の値引きの注意点!引き渡しを3月31日に間に合わせるのは絶対条件

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入するはこちら

決算期の値引き交渉での注意点として、引き渡しつまり決済を3月31日までにしなければいけないという点です。契約を3月31日までにするという意味ではありません。あくまで、決済を間に合わせなければいけません。仮に、ローンをつかわない、現金で購入予定のお客様であれば、一建設の売り上げ目標が足りていないのであれば、3月末ギリギリまで、契約すれば決算期のメリットを受けるのに間に合うことになります。

値引き交渉のポイントは、3月31日までに決済(引き渡し)を絶対に完了させるということです。

3月末までに契約しただけでは好条件での契約はできません。
住宅ローン利用者はおよそ3週間~1か月かかります。

アーネストワンは、契約から決済まで、1か月以内は契約の絶対条件です。

パワービルダーであるアーネストワンにお金(残代金)を支払ってカギの引き渡しを受けるまでを3月31日までに完了しなければなりません。

関連記事:新築一戸建(建売)の仲介手数料は無料・値引きできるの?仲介手数料の値引交渉の注意点とデメリット

決算期は、買い手の決断のスピードが速く一瞬で完売する可能性がある

決算期に値下げしているお買い得物件を狙う場合、注意点があります。購入できない可能性があるということです。値段が下がってくるのを待ち構えているお客様がいらっしゃいます。値段が下がった途端、2番手、3番手まで、申し込みが一気に入ることがあります。

アーネストワンや飯田グループの値下がりの物件は、相場より安くなりすぎており、誰の目から見てもお得な物件ですので、下がった瞬間飛びついてきます。

どうしても、欲しい物件は、値段改定の前に指し値して確保することをオススメします。ただ、金額にもよりますが指し値にはタイミングがあり、値段改定する間際のタイミングでなければ成功しません。

当社では、それぞれの物件の値段改定のタイミングや回数を、記録しております。それをもとにアドバイスさせていただいております。

どうしても欲しい物件が見つかったら、決断のスピードが鍵になります。

関連記事:飯田グループの建売住宅の購入の諸費用の内訳は?仲介手数料は無料でいける?100万円以上も節約?

アーネストワンの「値引き」のベストなタイミングとは⁈

パワービルダーの値段改定には規則性がある

ここからは、建売住宅を購入する際の「値引きのベストなタイミング」について解説していきます。アーネストワンは、飯田グループ6社の中で、値段改定のスピードが早い会社になります。飯田グループ6社の中で値段改定が早いのがアーネストワンと一建設です。2024年以降、マニュアル通りに値段改定されていない現場が多く、薄すぎる利益の改善を意識していると思われます。マニュアル通りに値段改定があるとすると、現場の足場が取れたタイミングで100万円値下げ、外構が完成した段階で、100万円値下げですが、最近では、外構が完成したつまり建物が完成したタイミングで値下げをしている現場が多いです。飯田グループ6社の中では、比較的値段交渉を受けてくれやすい傾向のある会社ではありますが、3000万円から4000万円くらいの価格帯では、せいぜい100万円くらいまでの交渉で、成功する可能性があるとすると端数の80万円くらいと考えておくのが無難です。値段改定のタイミングと値段交渉と諸費用削減を組み合わせてお得に購入を考える必要があります。

仕入れ決済後、「販売開始」

土地の仕入れの決済前に、建築確認申請を行い、2階建ての場合、2週間くらいで、承認がおりてきます。決済後すぐに、販売活動ができるように動いています。この段階では、値段交渉は難しいです。

着工前であれば、タイミングによっては、キッチンや浴室、建具の色を選ぶことができるケースがあります。

建築中の段階

建築中でも、引き合いの強い現場では、どんどん成約していきます。なかなかでない人気エリアでは、建築中に完売します。引き合いの状況次第ですが、まだまだ値段交渉はしずらいタイミングです。

まず地盤調査を行い、必要であれば地盤改良を行います。その後、基礎工事、大工工事、内装工事、電気工事等を行っていきます。キッチン等の設備が入れば、内覧してもイメージは沸きやすく決断しやすい状況にはなります。このタイミングでの内覧の場合、イメージと違っていたとか後悔することはなさそうです。設備が入った後、養生していたシート等を取り、ハウスクリーニングを行います。

建築完成段階

アーネストワンや飯田グループの考え方は、完成までに売り切るということが、前提にあります。これが当たり前という風に考えます。

ハウスクリーニングが完了したら「内覧可能」となり、売れる可能性の高い物件は、仲介業者の『オープンハウス』依頼が殺到して、2週間くらいは、同じ業者が張り付きます。そして入れ替わっていきます。現場によっては、毎週、オープンハウスの待機業者が変わることもあります。完成後は、建築中よりも値段交渉がしやすくなります。

完成後1~2カ月

完成後、しばらくすると、値段改定を行います。引き合いの状況をみながら値下げします。価格帯にもよりますが、100万円~200万円くらい下げていきます。下がった直後は、値段交渉はしにくいです。

タイミング的には、比較的、値段交渉はしやすいタイミングです。

完成後3カ月以降は飯田グループは売れ残り・処分物件にする

中小の建売事業者であれば、完成して3ヶ月ではまだまだ値段を下げることはありません。まだまだ強気です。少しでも利益率を確保して売りたいと考えている段階です。

完成後3ヶ月のタイミングで見切りをつけるのがアーネストワンです。この早さは驚きです。

飯田グループ以外の業者ではありえないスピードです。

アーネストワンは3カ月を経過すると、1カ月おきに100万円下がる傾向があります。

アーネストワンや飯田グループは、完成後3カ月以降の物件は、「値引き」交渉しやすくなります。3か月経過すると値段改定が2回下がっていることになりますので、当初の販売価格(初期価格)から数百万円も値下げしていることになり、このタイミングが購入者にとってはお買い得な価格になっているはずです。

しかし、人気エリアの物件は、この段階までくることはなく、初期価格で完売しています。ただエリアによって流通性の違いがあり、相場で出しても時間がかかることがあります。そういった物件は、相場より低く取引されることになります。買い手としてはお得に購入できます。

値段改定直後の物件は、値段交渉は厳しい

アーネストワンや飯田グループでは、完成してから、1ヶ月~2ヶ月おきに価格改定を引き合いを見ながら行います。現場によっては、3ヶ月~4ヶ月価格改定されていない現場もあったりします。決まった規則性はないのですが、引き合いの状況次第ともいえます。現場によってはほとんど値段改定をしていないところもあります。

いつ値段が下がったのかを把握していないと、値段交渉のさじ加減が全くわかりません。そのため、いつ値段が下がったのかは知っておく必要があります。

価格改定後、直後で時間が経っていない場合、値段交渉はきびしいので、いつ価格改定されたのかを把握しているかどうかは、値段交渉する上で、非常に重要です。

売り出しから2割下がると底値

パワービルダーの値段改定にも限界がある

アーネストワンに限らずパワービルダーでは、売り出し価格から2割下がった価格では値段交渉が厳しいことが一般的です。効率よく値段交渉するためには、売り出し価格と値段改定の経緯を把握していること条件となります。

関連記事:新築一戸建て建売の値引きの限界・底値の失敗しない見極め方!飯田グループと中小の建売業者の違いは?

建売住宅は基本的に間取り・仕様等の変更希望の受付ない

建売住宅のデメリットとして、間取りや仕様の自由度がないことがあげられます。ただ、万人受けする間取りや仕様・色目を選択する傾向があるので、将来売却することを考えるとメリットになると思います。

仮に未完成物件の状態で、着工もしていない状況でも基本は間取りや仕様の変更を受け付けてくれません。

ただ、タイミングによっては、キッチンの色目や浴室や建具の色目等のカラーセレクトが可能なケースは多いです。また、軽微な変更の場合、対応が可能なケースがあります。例えば、コンセントの数を増やすとかポストの位置を少し変更するとかのようなレベルであれば、タイミング的に問題がなければ対応してくれる可能性があります。

建売物件は、買主様とのやりとり・現場管理の手間暇もコストと考えており、そういったイレギュラーなことを省くことでコストを安くしている側面があるので、割安に手に入れることができる反面仕方がないと割り切れるかどうかがポイントです。

間取りもパターン化することにより、設計コストを圧縮しております。

分譲地の旗竿地の後悔しないための注意点

建売の分譲地には、かなりの確率で、旗竿地の区画が存在します。メリットとしては、価格が安く割安に購入できることです。

値段交渉の視点からすると、旗竿地の方が値段交渉はしやすい傾向があります。

このような旗竿地の物件の場合は、前面道路の幅員間口が判断するときのポイントになります。

アーネストワンや飯田グループのような大手建売の場合、基本、間口は2.7mが多いです。3m以上あれば理想ですが、3m以上ある現場はかなり少ない印象です。

アーネストワンや飯田グループの分譲地ではブロックを持ち合わずどちらかの号地にいれているため実際には、ブロックの厚みの分狭くなります。そのため車が停車している状態で自転車を奥から出すことが難しいことになります。

また前面道路の幅員も車の出し入れがしやすいかどうかに大きく影響します。
幅員が4m以下の場合、小型車じゃないと後悔する可能性があるので実際に車の出し入れをしてみたいところです。 また、一方通行になっているよりどちらにでもでれる方が望ましいです。

旗竿地の物件の場合は、前面道路の幅員間口以外にも注意点があります。それは、電柱の位置も車の出し入れに大きく影響します。

車の出し入れをするときになにも干渉するものがなければ、何の問題もありませんが、たまに電柱の位置が微妙な位置にあるときがあります。

そして建売の場合、完成した時点の標準外構は2段~3段ブロックにフェンスのオープン外構となっています。ブロックやフェンスの状況もあわせて確認しておくといいと思います。

コロナ後、ロシアのウクライナ侵攻後、値引き交渉は厳しくなっていた

コロナ後、値段が下がることを期待しましたが、期待に反して、値上がりしました。ウッドショックで、資材が高騰し利益率が圧迫されたため、値段交渉がどの分譲会社も厳しい傾向が顕著となりました。

さらに、ロシアのウクライナ侵攻後、さらに資材の高騰が起こり、さらに値段交渉が厳しい状況になっています。アーネストワンも例外ではなく、現場にもよりますが、厳しくなった印象があります。

コロナ前であれば、アーネストワンの端数の80万円の値引きは、成功することは、よくありましたが、コロナ以降はその80万円がかなり大幅な値段交渉という感覚になりました。

2023年以降は、値段交渉はコロナ前ほどではないが、コロナの頃と比較すると圧倒的にしやすくはなっていましたが、2024年半ば以降、徐々に値段交渉に対するあたりが厳しくなっている印象があります。おそらく2023年があまりにも利益がない状態の物件が多かったため、改善しようと動いていると感じています。

関連記事:新築一戸建価格高騰の恐れ!飯田グループはロシア木材企業買収もロシア侵攻で木材需給逼迫

アーネストワンの値引きは「オプション工事」と切り離した方がいい!

アーネストワンはコミコミ価格で販売

基本的に、アーネストワンや飯田グループでは、オプション工事と値段交渉は切り離して交渉した方が、交渉がスムーズにいきます。

アーネストワンに限らず、飯田グループの特徴として、網戸がオプションになっています。アーネストワンの大きな特徴として、1階のシャッターもオプションになっていることです。通常、建て売り住宅の場合、2階にはシャッターはつきませんが、1階には付いていることが多いです。しかし、アーネストワンの建て売り住宅は、1階のシャッターもオプションです。

窓の数や、腰窓か掃き出しかによってシャッターの金額は違ってきます。

カーテンレールやテレビアンテナについては、飯田グループに限らず多くの建売住宅では、ついていないことが普通です。

アーネストワンは、網戸・シャッターはオプションですが、外構費用や建築確認申請費用、水道市納金等は、コミコミ価格となっています。中小の業者では、建売住宅でも、外構費用100万円別途とかにしているケースはよくありますが、アーネストワンではコミコミ価格になります。

飯田グループでは、オプション工事は、子会社や提携会社が担当するので、「オプション工事分の値引き」がそのままうまくいきにくい傾向があります。また、オプション工事は、販売担当の営業マンにとって手間暇が増えるだけで、販売の営業マンの実入りがないため、メリットが薄いので嫌がる傾向があります。

以前、オプションの網戸を絡めて商談がまとまった経験はありますので、現場担当の営業マンと相談してみる価値はあると思います。

アーネストワンの値引きを「決定」するのは分譲会社!

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入はこちら

よく仲介会社の営業マンが、100万円値段交渉できるとか200万円値段交渉できますとか適当なことをいう営業マンも少なからずいますが、値引きするかしないかを決めるのは、仲介の営業マンではなく、分譲会社が決めることです。

「値下げをするタイミング」や「値段交渉に応じるかどうか」は、引き合いや利益率等を考慮して分譲会社が判断することになります。決して、仲介の営業マンが決めることではありません。

関連記事:【不動産業界の裏側】ポータルサイト(スーモ、ホームズ)の仕組みを徹底解説 仲介手数料とポータルの関係は

アーネストワンは、直接販売はしていない

飯田グループは基本的に、販売の営業マンを抱えていません。仕入れの営業はいますが、直接買い手に対応できる営業マンを雇用しておりません。

基本的に、パワービルダーは、自社で営業マンをかかえず仲介会社に販売をまかせています。どの仲介会社でも取り扱いが可能な物件が多いので、仲介手数料無料・割引の仲介会社から購入するとお得に購入できます。当社では、仲介手数料最大無料、ローン事務代行手数料も無料で対応しています。

そのため、直接購入したくても直接購入することはできません。アーネストワンの新築戸建てを購入するためには、仲介会社を通して下さいといわれるため仲介会社から購入するしかありません。直接取引できないかと電話しても「仲介会社を通して購入して下さい」といわれます。

また、パワービルダーの中でもコスト競争力の強い会社ほど再販(専任返し3か月)や広告制限をかけることをしません。アーネストワンは、飯田グループ6社の中でも1番コスト競争力の強い会社のため、土地仕入れ決済が完了するとすぐにレインズ登録を行います。レインズ登録されている物件は、当社のような仲介手数料無料・割引の会社で購入することができ、値段改定値段交渉を加えるとかなり大きなお金を削減することができます。

ただ、ごく一部の現場で、再販(専任返し3か月)の物件がありますが、土地仕入れから3か月ですので、建物完成のころには、分譲会社が直接レインズ登録を行います。スーモ等のポータルサイトで、1つの物件に、多数の仲介会社が掲載している物件は、飯田グループの中でもアーネストワンか一建設の物件が多いです。コスト競争力の強い会社は広告制限や再販をしない傾向があるからです。つまりパワービルダーでも、再販はしなくても広告制限をかけることが多く、レインズ登録を分譲会社が直接していたとしても、特定の仲介会社つまり1社しか掲載できないように広告制限がかかっていることがよくあります。このような物件は、スーモ等で直接連絡してしまうと仲介手数料満額の請求に加え、ローン事務代行手数料も請求されます。

決算期が過ぎると値上げする現場がある

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入はこちら

アーネストワンの大きな特徴は、決算期売り上げが欲しいときは、積極的に値下げをしますが、売り上げが達成もしくは、4月になると、値段を下げた物件を再度値段を上げて販売することがあります。

駐車場がアスファルト舗装がアーネストワンの特徴

2021年ごろから、アーネストワンの現場の中に駐車場が土間コンクリートではなく、アスファルトになっている物件が目立つようになりました。業界内では、コンクリートが一般的という感覚があるため衝撃的に感じたのを覚えています。

外構では駐車場をコンクリートではなく、アスファルト舗装で仕上げているのはコンクリートの価格がかなり高くなったため、コストダウンのためだと推測されます。

アスファルトの利点としては、タイヤ痕が着きにくく、コンクリートのようなヒビ割れが入りにくいメリットがありますが、夏は熱くなりやすい等デメリットがあります。

アーネストワンの建物の仕上がりや立ち合い時の特徴

アーネストワンの特徴とすると、建売住宅の中でも、一番建売らしい建売です。飯田グループの中でも外観も一番シンプルです。

間取りもパターン化することによりコスト削減しています。

間取りもパターン化されており、よく似た間取りというだけでなく、外観の色目もフローリングや建具の色目も同じことが多く分譲地内では、ほとんど同じ色目で、工事ができる限り混乱しないように効率化されているのがアーネストワンです。

アーネストワンは、飯田グループの中で一番、合理化・効率化されコストダウンに力を入れている印象があります。おそらく飯田グループの中で一番コストを抑えることに成功していると思います。

インナーバルコニーに最近なっているのもコストダウンのためです。

アーネストワンなどのパワービルダーでは、徹底した経営管理・工期短縮に加え、一人の現場監督が複数の物件を受け持っているために、現場監督の現場管理能力のキャパを超えてくると、現場監督の経験値の差によって仕上がりのよさが違ってくることがあります。

また、同じ分譲地内でもそれぞれ違う職人がはいっているため、同じ分譲地内でも差が出ることがあります。

アーネストワンの物件を購入した場合、引き渡しの前に必ず立ち会いを行います。そのときに、建具の建て付けが悪いや大きな傷があるような場合、補修した上で引き渡してくれます。

昔のアーネストワンでは、完成物件(値下げ物件)を購入した場合、傷を指摘しても、補修してくれないことがありました。昔と比較するとかなり対応がかわってきた印象はあります。

最近のアーネストワンは、立ち会い時に傷を指摘すれば、補修をして引渡しをしてもらえるようになりました。

パワービルダーの新築建売戸建ては圧倒的に安い金額で購入できるのが魅力

「建売戸建て」は安く購入できることが最大の魅力です。

注文住宅であれば自由設計というメリットはあるものの金額が全然違ってきます。大手のハウスメーカーであれば、建物の価格だけで3000万円~4000万円かかりますが、建売住宅であれば、土地と建物を合わせて 3000万円~4000万円 くらいで購入することができます。

回転率を意識しすぎる余り、お買い得な物件も数多く受けられます。

値段を下げすぎて中古物件より安くなっている物件もあります。

ただ、様々なデメリットもある点を理解したうえで、購入して頂きたいと思います。

デメリットも理解したうえで購入すれば、購入後の後悔を防ぐことができます。

建売住宅で 住宅性能評価書と耐震等級3はなかなかない

アーネストワンでは、「住宅性能表示制度」を採用しています。そして耐震等級3を取得しております。

「住宅性能表示制度」とは、法律に基づき住宅の性能を評価する制度です。国土交通大臣に認定された専門の評価員が、住宅の性能を等級別で評価します。アーネストワンでは、ダブルで取得しており、設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書を取得しています。

アーネストワンは、以下の7項目でそれぞれ最高等級を取得しています。

  • 耐震等級
  • 耐風等級
  • 劣化対策等級
  • 維持管理対策等級
  • 断熱等性能等級
  • 一次エネルギー消費量等級
  • ホルムアルデヒド対策

まとめ:アーネストワンの値引き交渉はタイミング!完成後3か月以降がねらい目

関連記事:関西の新築一戸建てを仲介手数料最大無料で購入するはこちら

基本的に、アーネストワンや飯田グループの建売住宅が、完成後半年、残っている物件はかなり少ないです。完成後、3か月後、4か月後くらいまでに多くの物件が、成約しています。

完成して6ヶ月経過するとほとんどの物件は成約してしまっています。

なぜなら、下げる必要がないのに値段を下げているからです。つまり、3か月経過すると、相場から見ると割安な価格になっています。このあたりの物件は、間違いなくお買い得には、購入できますが、一番手で物件をおさえ購入できる保証はありません。

必ず、おさえてほしいことは、売り出しの販売価格つまり初期価格です。これを知らないと値段交渉のピントがズレる可能性があります。次に知っておくべきは、いついくら下がっているのかということです。このあたりを知っている状態で値段交渉するのとしないとでは、さじ加減の入れ方に大きく影響し、知っていると一歩踏み込んだ商談が可能になります。

値引きのタイミングを見極めた上で交渉をすることが大切です。

【知らないと損】飯田グループはなぜ無理やり値段改定をしすぎるのか?中小の建売業者とは違う考え方、下がった物件購入したらお得?大手建売、パワービルダーの値段交渉は?

REAL BANK
未来の価値ある住文化を創造する
アーバン・サイエンス株式会社
〒564ー0063
大阪府吹田市江坂町1丁目16番10号 メゾン江坂102
TEL 06-6155-4980
E-mail:info@realinfobank.com
【当社HP】
https://www.realinfobank.com/

タイトルとURLをコピーしました