建築の基礎知識 RC造・SRC造とは? S造(鉄骨造)とは? 軽量鉄骨 と重量鉄骨とは?鉄骨と木造の比較とは

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建築の基礎知識 RC造・SRC造とは? S造(鉄骨造)とは? 軽量鉄骨 と重量鉄骨とは?鉄骨と木造の比較とは

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鉄筋コンクリート造(RC造)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)という言葉は物件資料をみるとよく目にすると思います。賃貸マンションとかでは鉄骨造(S造)を目にすることがあります。

分譲マンションで採用されている構造の比較

鉄筋コンクリート造(RC造)

分譲マンションの構造として最も多く採用されているのが鉄筋コンクリート造です。鉄筋コンクリート造は、鉄筋を組んだ周りを型枠で囲みコンクリートを流し込んでつくる工法です。鉄筋とコンクリートを用いているので耐震性が高く、耐熱性や防音性にも優れています。

超高層マンションなどでは、以前は鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)が多く採用されていました。つまり簡単に言いますとRCに鉄骨を加えた形です。コンクリート強度が上がったため、最近では超高層マンションでも鉄筋コンクリート造でも強度的に問題がないということで、RCが増えています。 SRCの方がRCより優れているということではありませんので、それほど気にする必要はないかと思います。

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨の骨組みの周りに鉄筋を組んでコンクリートを流し込む工法のことで、鉄骨を使わない鉄筋コンクリート造以上に耐久性がありますが、建築コストは鉄筋コンクリート造と比較して高くなります。昔は、15階建以上の高層マンションによく採用されていました。

鉄骨造(S造)

鉄骨造とは、柱や梁などの建物の基盤となる骨組みに鉄骨を用いてつくられる構造のことをいいます。RCに比べ建築コストを低く抑えることができます。

鉄骨造(S造)には、さらに「軽量鉄骨造」「重量鉄骨造」の2つの種類があります。

軽量鉄骨と重量鉄骨では主な構造部分の鉄骨の厚さが異なります。

軽量鉄骨

主要な鉄骨の厚さが6ミリメートル未満のものをいいます。用いられる鉄骨の本数が多いため、建築できるプランに制約が生じ、間取りの自由度は低くなります。しかし重量鉄骨に比べると建築コストは低く抑えられます。主にハウスメーカーで採用されています。

重量鉄骨

重量鉄骨は、主要な鉄骨の厚さが6ミリメートル以上のものを指します。
柱と梁を接合する「ラーメン工法」で建てることが多く、頑丈で、柱が少ないのが特徴です。柱や梁が軽量鉄骨よりも太いので、少ない本数での建築が可能となり、間取りプランの自由度も高くなります。主に3階建以上の賃貸マンションや店舗ビルなどの建築に用いられます。

鉄骨造は耐震性が強い

鉄骨は弾性を持っているため、鉄骨造は耐震性に優れているといわれています。地震による力が建物に加わっても、鉄骨が変形することにより地震のエネルギーを吸収してくれるのです。また万が一倒壊する場合でも、鉄骨の弾力によって倒壊するまでには時間がかかる傾向にあります。 ただし、鉄骨造は地震の揺れを大きく感じやすいという特徴もあります。 法定耐用年数も34年です。

鉄骨造の意外にもろい耐火性

鉄骨造ですが、火事には強そうに勘違いする方は多いですが、意外と高熱には意外と弱いのが特徴です。火事などによる燃焼温度が約540度以上に達すると急激に鉄骨の強度が失われ、一気にぐにゃっとまがり建物倒壊します。

鉄骨造は意外に耐火性がもろい

しかし「耐火被覆」を施すことで、鉄骨造の耐火性の低さを補うことが可能です。耐火被覆とは、柱や梁などの骨組み部分をロックウールなど耐火性のある材料で覆う処理のことをいいます。耐火被覆が施されているかが大きなポイントです。

鉄骨の大きな欠点は、木材と違って部材が湿度のコントロール機能を持たず、気密性が高い構造であるため、内部に湿気が溜まりやすく防錆処理をしなければ、鉄骨が錆びてしまうことです。夏は暑く、冬は寒くなりやすいのも難点です。

又、鉄骨造では壁や床などに用いられる素材が軽くて薄いものである場合が多いため、RC構造と比較すると防音性は大きく劣ります。

音は隙間から入ってきます。窓は外からの騒音が入ってきやすい部分ですが、RC造の分譲マンションでは、幹線道路沿いの場合、遮音等級の高いサッシを利用していることが多いです。

実は、木造が火災に弱いとは一概には言えない

実は、 木は火に強いです。

木材は、ある程度の厚さや太さがあれば燃えたとしても表面が焦げるだけですぐに木材の内部までが焼けてしまうという事はありません。

木は燃えにくく火に強い

木は、火に触れると表面が炭化して層になり、内部への燃え広がりを抑える役割をします。つまり、炭化層は、燃えながら自ら耐火被覆を作っています。

木が1分あたりに燃える量は、たったの0.6~0.7mmといわれています。30分経過しても、1.8~2.1cmしか燃えない計算になります。

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木造建築と比較した鉄の特徴

鉄は約500℃を超えてくると熱でぐにゃっとして強度を保てません
急激な強度低下するため、火災発生後、すぐに倒壊の恐れが生じます。

鉄が急激な強度低下をしますが、木は、時間に比例して、ゆっくりと燃えていきます。

命を守れる確率が高いのは木造建築です。

火災で命を守るためには土台が木造か鉄骨なのかというよりも、使われている窓や壁の耐火性であるかどうかの方がより重要

木造より鉄筋コンクリート、鉄骨造の方が、内部結露が起こる確率が高い!

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コストは高い順にRC、鉄骨、木造の順番

家を建てるとき、木造がいいのか、鉄骨がいいのか、鉄筋コンクリート(RC)がいいのか迷うと思いますが、コスト面で言うと木造住宅が一番、安く、コストパフオーマンスで考えると、木造建築がお薦めとなります。

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